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エンゼルスのタイラー・ウェイドはイケメンの俊足ユーティリティプレーヤー

ウェイド スポーツ

2021年11月エンゼルスはヤンキースを戦力外(DFA)となっていたタイラー・ウェイドの獲得を発表しました。

※追記。2022年7月3日にエンゼルスをDFAとなり、7月8日にマイナー契約となった後、7月14日にトレードでヤンキースへ移籍しました。以下はエンゼルス時代のウェイドの紹介です。

ウェイドは2017年のメジャーデビュー以来、5年間ヤンキースでプレーしてきた27歳です。

ウェイドは足が速く、内外野どこでも守れるユーティリティプレーヤーで、同じくヤンキースから獲得したベラスケスのようなタイプです。

打撃はベラスケスよりもやや上で、メジャーでの出場試合数も多いことからレギュラー候補として獲得したと思われます。

※追記。大谷から日本語で「イケメン」と言われているようです。

大谷翔平だけタイラー・ウェイドを 「イケメン」と呼ぶ。

なぜか?イケメンは日本語で「セクシーな男」という意味で、大谷と一緒に写っているウェイドの写真を見て日本の人たちはイケメンと言うからだ。

タイラー・ウェイド(イケメン画像)

一番右がウェイド。(引用元:Instagram @tylerwade

打撃。長打力は低いが四球を選べる

<2021メジャー成績>

試合 打席 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS wRC+
103 145 0 5 .268 .354 .323 .677 92

<2017~2021メジャー通算>

試合 打席 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS wRC+
264 491 6 33 .212 .298 .307 .605 68

 

ウェイドはメジャー通算だと打撃成績がかなり悪いです。

しかし、出場試合数が自身最多となった2021年はメジャー平均かやや下回る程度の成績まで改善されてきました。

 

ウェイドは長打が少なく、2021年は34本のヒットのうち28本がシングルヒットでした。

一方で四球率は高いです。2019年から2021年までは10.2%→11.4%→11.0%と安定して10%以上の四球率を残してきました。

 

しかし、2022年は7月時点で四球率が6.1%と低いです。打率.218、長打率.272とエンゼルスでも打撃での貢献はできていません。

 

走力。足が速く盗塁もできる

ウェイドは俊足です。

2021年のスプリントスピードは29.1フィート/秒で、メジャー557人の中で37番目です。

足の速い選手が多いエンゼルスでも上位で、マーシュ並みの速さです。

<エンゼルスのスプリントスピード上位選手>

  • アデル 29.9
  • トラウト 29.3
  • ベラスケス 29.3
  • ゴセリン 29.2
  • ウェイド 29.1
  • マーシュ 29.1
  • 大谷 28.8

また、ウェイドは盗塁もできます。

2021年は17盗塁を記録しています。

2021年の盗塁成功率は74%とメジャー平均ぐらいの水準ですが、メジャー通算では79%と高めです。(通算盗塁数30、盗塁死8)

前述したように長打は期待できませんが、四球→盗塁という感じで地味ながらも攻撃面でも貢献できそうです。

※2022年は7月時点で8盗塁を決めている一方、盗塁死も5つ記録しており、足は速いですが貢献できているかは怪しいです。

守備。セカンド、ショートを中心に内外野を守れる

ウェイドはセカンド、ショートを中心に、サード、レフト、センター、ライトでの出場経験があります。

出場イニングが少ないので、守備指標を用いての評価はすべきではないのですが、参考までに2022年7月時点でのメジャー通算のDRSとUZRを記載します。

イニング DRS UZR
セカンド 738 -1 -0.3
サード 220.1 -1 0.6
ショート 420 -3 0.8
レフト 170.1 -3 0.5
センター 39.2 1 -1.9
ライト 98.2 1 -1.1

DRSとUZRは0を平均として、同じポジションの中でプラスならば上手い、マイナスならば下手という評価になります。

1つの打球ごとに加点(または減点)されるので、各ポジションでの出場イニングが少ないウェイドのスコアは0付近となってしまいます。

ウェイドの移籍が発表されたときには守備が上手いという評判がありましたが、それなりに出場機会のあるセカンド、ショートでもDRSはマイナスを記録していることから、それほど上手くはないものと思われます。

 

<セカンド>

 

<ショート>

 

<サード>

総合評価

走攻守を含めた選手の総合評価としてWARという指標があります。(Wikipedia

ウェイドはここ3年間は安定してWARがプラスです。

試合数 WAR
2019 43 0.2
2020 52 0.7
2021 103 0.3

 

2021年のエンゼルスは、控え中心のユーティリティプレーヤーとして出場した選手のWARが軒並みマイナスでした。

<エンゼルスのユーティリティプレーヤーのWAR>

  • ゴセリン-0.3 (104試合)
  • ロハス-0.5 (61試合)
  • レンヒーフォ-0.5 (54試合)
  • ウォン-0.5 (32試合)

>> 2021年エンゼルスのポジション別WAR。補強ポイントはどこ?

ウェイドは上記エンゼルスのユーティリティプレーヤーよりは実績が上の選手です。

守備固めや代走での出場が多いので、出場試合数のわりにはプレー機会は少なめですが、同じく加入してきたベラスケスよりは経験豊富であり、ウェイドはショートのレギュラー候補として獲得されたと思います。

レギュラーとしては物足りなさはありますが、課題の打撃にも改善傾向が見られる中での戦力外であったことから、エンゼルスとしては上手く拾ってこれたと思います。

 

しかし、2022年は7時点でWARは-0.4です。ウェイドは走攻守どれも貢献できているとは言い難く、個人的には2021年に活躍できなかったエンゼルスのユーティリティプレーヤー感があります。

>> 2021年オフのエンゼルスのFA、トレード、戦力外まとめ

>>【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など

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