エンゼルスのベラスケスは守備・走塁型のユーティリティプレーヤー

アンドリュー・ベラスケススポーツ

エンゼルスはヤンキースからウエーバー公示されていたアンドリュー・ベラスケスの獲得を発表しました。

アンドリュー・ベラスケス

ベラスケスは2018年メジャーデビューの27歳で、レイズ、インディアンス、オリオールズ、ヤンキースでプレーしました。(2021年11月時点)

ベラスケスは足が速くて守備が上手く、ショートを中心に内外野を守れるユーティリティプレーヤーですが、打撃は非常に悪いです。

レギュラーとしてはもう一歩ですが、控えとしては使い勝手のいい選手だと思います。

打撃はイマイチ。長打が少なく、三振率が高い

<2021メジャー成績>

試合打席本塁打打点打率出塁率長打率OPSwRC+
286816.224.235.358.59457

<2018~2021メジャー通算>

試合打席本塁打打点打率出塁率長打率OPSwRC+
9618119.184.249.276.52544

ベラスケスはメジャーでは全く打てていません。

メジャー通算打率は2割を切り、長打率も低く、ホームランは181打席で1本のみです。

マイナーでも2ケタの本塁打を打ったのは2018年の3Aでのみなので(117試合で12本)、ホームランが期待できるタイプではありません。

 

そして気になるのは三振率がメジャー通算で34%と非常に高いことです。(※三振の多い大谷の三振率は29.6%)

前述のように長打が期待できるタイプではなく、またメジャー通算で7.2%と四球率も高くないのに、これだけ三振率が高いのはマズいです。

総じて打撃は悪いと思います。

ちなみにベラスケスはスイッチヒッターです。

<左打席>

<右打席>

走力はメジャー上位。盗塁も多い

ベラスケスは俊足です。

2021年のスプリントスピードは29.3フィート/秒で、メジャー557人の中で31番目です。

足の速い選手が多いエンゼルスでも上位で、トラウト並みの速さです。

<エンゼルスのスプリントスピード上位選手>

  • アデル 29.9
  • トラウト 29.3
  • ベラスケス 29.3 
  • ゴセリン 29.2
  • ウェイド 29.1
  • マーシュ 29.1
  • 大谷 28.8

また、ベラスケスは盗塁もできます。

メジャーでは出場機会が少ないながらも通算10盗塁です(出場96試合)。

マイナーでは2014年1Aで50盗塁、2018年3Aで29盗塁、2021年3Aで29盗塁と多くの盗塁を記録しています。

盗塁成功率はメジャー通算70%、マイナー通算77%です。

特に2018年以降のマイナーでの盗塁成功率は85%と非常に高く(63盗塁11盗塁死)、ただ足が速いだけではなく、盗塁もできるタイプです。

<二盗>

<ホームスチール(チャレンジでアウト)>

守備は上手く、内外野を守れるユーティリティプレーヤー

ベラスケスはショートを中心にセカンド、サード、レフト、センター、ライトでの出場経験があります。

出場イニングが少ないので、守備指標を用いての評価はすべきではないのですが、参考までにメジャー通算のDRSとUZRを記載します。(Wikipedia:DRSUZR

<2018~2021メジャー通算>

イニングDRSUZR
セカンド5310.5
サード27.20-0.4
ショート360.140.2
レフト1700.0
センター1910.2
ライト300.2

DRSとUZRは0を平均として、同じポジションの中でプラスならば上手い、マイナスならば下手という評価になります。

1つの打球ごとに加点(または減点)されるので、各ポジションでの出場イニングが少ないベラスケスのスコアは0付近となってしまいます。

それでも多くのポジションでプラス評価となっており、どこでもしっかり守れるタイプの選手だと思います。

<ショート>

<ショート>

<セカンド>

<セカンド>

総合評価。控え選手としてはいい補強か

走攻守を含めた選手の総合評価としてWARという指標があります。(Wikipedia

ベラスケスはメジャー通算96試合の出場でWARは0.3です。

決して良くはありませんが、控え選手として悪い数字ではありません。

特に、2021年のエンゼルスは、控え中心のユーティリティプレーヤーとして出場した選手のWARが軒並みマイナスでした。

<エンゼルスのユーティリティプレーヤーのWAR>

  • ゴセリン-0.3 (104試合)
  • ロハス-0.5 (61試合)
  • レンヒーフォ-0.5 (54試合)
  • ウォン-0.5 (32試合)

>> 2021年エンゼルスのポジション別WAR。補強ポイントはどこ?

私はエンゼルスが勝てなかった要因の1つは、野手の控え選手がレギュラーを争えるレベルの選手ではなく、マイナーレベルの選手だったことだと思っています。(=選手層の薄さ)

ベラスケスは上記エンゼルスの控えユーティリティプレーヤーと比べればやや上の選手で、調子がよければスタメン争いができそうなので、いい補強だったと思います。

基本的には守備固めや代走、スタメン選手の休養日などに出場することが多いと予想されます。

ただ、スタメンで出るときは、長打力のなさと三振の多さのせいで、ファンからのヘイトを向けられやすいかもしれません。

>> エンゼルスのウェイドは俊足のユーティリティプレーヤー

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