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エンゼルスのハンター・レンフローの成績と選手の特徴

ハンター・レンフロー スポーツ

2022年11月にエンゼルスはブルワーズからハンター・レンフロー(2023年1月で31歳)を獲得しました。

エンゼルスのプロスペクトランキング2022年16位のジャンク、2021年23位のペゲーロ、および3Aのセミナリスの3投手とのトレードです。

年俸は1190万ドル(15.5億円)で2023年オフにFAとなります。

 

レンフローは長打力があり、強肩の外野手です。

エンゼルスは2022年シーズン中にマーシュを放出し、トラウト、ウォードに次ぐ外野手の補強が急務となっていました。

課題となっていた打線の厚みを増す上でも、実績のあるレンフローの補強は理想的だったと思います。

レンフローの経歴とメジャー成績

生年月日 1992/1/28
身長 185cm
体重 104kg
外野手 右投右打
ドラフト 2013年
1巡目(全体13位)

レンフローは2013年にパドレスからドラフト1巡目で指名されました。

2016年シーズン終盤にメジャー昇格し、2017年からメジャーのレギュラーに定着しました。

2020年にファム、クロネンワースとのトレードでレイズに移籍しましたが、オフにレイズを戦力外となりました。

2021年はレッドソックス、2022年はブルワーズでプレーし、2023年のエンゼルスがメジャー5球団目となります。

レンフローはオールスター級の選手というわけではありませんが、毎年レギュラー選手として十分な成績を残しています。

メジャー成績

試合 打点 打率 出塁率 長打率 OPS wRC+
2016 11 4 14 .371 .389 .800 1.189 212
2017 122 26 58 .231 .284 .467 .751 94
2018 117 26 68 .248 .302 .504 .806 114
2019 140 33 64 .216 .289 .489 .778 99
2020 42 8 22 .156 .252 .393 .645 78
2021 144 31 96 .259 .315 .501 .816 113
2022 125 29 72 .255 .315 .492 .807 124
試合 打点 打率 出塁率 長打率 OPS wRC+

※wRC+は1打席あたりの得点創出力を表す指標。メジャー平均を100として、例えば120ならメジャー平均よりも20%得点創出力が高いという意味。

レンフローの選手としての特徴

打撃

レンフローはパワーのある選手で、特に引っ張る方向に長打を多く打つことができます。

メジャー定着後、短縮シーズンの2020年を除き、毎年25本塁打以上を記録しています。

打球速度の最速値は毎年メジャーの上位10%ぐらいに入り、強い打球を長打になりやすい角度で飛ばすことを意味するバレル数が、2021年は57本でメジャー16位でした。(1位は大谷の78本)

レンフローはもともとは打率が高くない選手で、長打はあっても確実性にやや欠けるタイプでしたが、2021年と2022年は打率が.260弱ぐらいでメジャー平均を上回っています。

また、以前はスラッガータイプらしく三振の多い選手でしたが、ここ2年は三振率が23%前後でメジャー平均ぐらいとなっています。

その一方で選球眼は微妙で、ボール球のスイング率が高く、警戒されやすいスラッガーのわりには四球が少ないため、出塁率はあまり高くありません。

 

レンフローは2023年が31歳のシーズンとなりますが、ここ2年は安定した成績を残し、総合的な打撃力を示すwRC+も2022年にキャリアハイの124を記録するなど、選手としてのピークを迎えているように思います。

 

 

走塁

レンフローの足は平均的です。

2022年のスプリントスピードは27.1フィート/秒で、メジャー中582人中324位でした。

2021年までは平均をやや上回るスピードでしたが、2022年に少し遅くなりました。

2022年に右のハムストリングスを痛めて離脱したのでその影響かもしれませんが、30歳になったので衰えのような気もします。

レンフローは走塁の評価が高い選手ではなく、盗塁数も2022年までのメジャー通算で14盗塁だけです。

守備

レンフローはメジャーではレフト、センター、ライト、そしてファーストでの出場経験がありますが、基本的にはライトを守ります。

肩の強さが特徴で、2021年、2022年と2年連続でライトでメジャートップとなる捕殺数を記録しています。(2021年16捕殺、2022年11捕殺)

スタットキャストの肩の指標であるアームストレングスは2022年ライトで6位で、送球は最速98.4マイル(158キロ)を記録しています。

ただ、肩以外の評価はそれほど高くなく、2022年のライトでの総合評価はUZR0.0、DRS2、OAA-2となっており、どれも平均的な数字になっています。

エンゼルスではウォードも肩が強いですが、おそらくレンフローがライト、ウォードがレフトになると思います。

<2022年までのメジャー通算の守備機会>

守備位置 出場イニング
ファースト 10
レフト 954.1
センター 62
ライト 4467

 

 

 

 

 

<謎の好守備>

まとめ

レンフローは長打力のある強肩の外野手です。

エンゼルスはマーシュの放出後、レフトが穴になっており、選手の総合的な貢献度を表すWARでは、2022年のエンゼルスのレフトは-0.7でメジャー30球団中28位でした。

アデル(WAR-0.5)、モニアック(WAR-0.4)の元トッププロスペクトコンビは、両者ともまだ若いとは言え、メジャー3年目を終えても結果が出ていません。

その2人でレフトの座を争うような状況になるのかととても心配していましたが、球団がちゃんと実績のある選手を補強してくれました。

<レンフローのWAR(Baseball Reference版)>

試合数 rWAR
2016 11 0.4
2017 122 0.7
2018 117 2.4
2019 140 2.4
2020 42 0.0
2021 144 2.3
2022 125 2.7

これで外野はトラウト、ウォード、レンフローとなり、2022年の3人合わせたWARは12.8でメジャーでもトップクラスとなります。

3人ともやや離脱が多いという懸念点はありますが、エンゼルスは2023年のポストシーズン進出に向けて順調に補強が進んでいます。

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