エンゼルスのマイケル・ステファニックは打撃が持ち味の苦労人

ステファニックスポーツ

※ステファニックの最新のメジャーでの成績はこちらから。
>> 2022年エンゼルスの選手の個人成績

 

エンゼルスのマイケル・ステファニックは2022年7月時点でエンゼルスのプロスペクトランキング(若手有望ランキング)で24位に入っている26歳の選手です。

ステファニック

期待されてそうに見えますが、2021年に3Aでトップクラスの打撃成績を残しながらもメジャーに昇格できず、オフにはルール5ドラフトの対象選手でありながら、球団からは守ってもらえないという扱いを受けました。

(結局、2021年は労使交渉のもつれでルール5ドラフトは開催されませんでした。)

入団もドラフト外から契約金なしでの入団であり、なかなか苦労の多いステファニックですが、7月3日にようやくメジャー初昇格となりました。(ネビン監督によれば毎日起用する選手として昇格させたようです。)

※直近26打席で0安打(四球2)だったステファニックは7月28日にマイナー降格となりました。DFA(戦力外)とはならなかったため、また昇格のチャンスがあるかもしれません。

ステファニック帽子なし

帽子がないと若干印象が違うステファニック

ステファニックの経歴。マイナーでの成績

生年月日1996/2/24
身長178cm
体重81kg
セカンド右投右打
ドラフト2018年
ドラフト外

大学通算で打率.383を記録するなど、いくつかのウェストモント大学記録を更新したステファニックは、3年生のときにも4年生のときにも複数の球団から接触があったようですが、結局ドラフトでは指名されませんでした。

失意の中、ステファニックは故郷に戻ることを決め、その前に当時の彼女に会いにいきました。

そこでパドレスの関係者であった彼女の叔父にすすめられ、履歴書とビデオをメジャー全30球団の関係者200人以上に送ったところ、エンゼルスと契約することができました。

一度はエンゼルスからも断られており、野球人生をあきらめて弁護士秘書の求人面接を終えたところでの契約の電話だったようです。

マイナーでの成績

2018

<ルーキーリーグでの成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
14.351050.834.429.405

2019

<1Aと1A+での成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
102.2823479.722.358.364

2020

2020年はコロナにより、マイナーリーグが全試合中止。

2021

<2Aと3Aでの成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
125.33617636.901.408.493

2022

<3Aでの成績(8月5日時点)>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
56.3101243.785.405.380

<メジャーでの成績(8月5日時点)>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
16.167000.461.271.190

 

ステファニックはマイナーではどのレベルでも高い打率を残しています。

2021年には長打力も向上し、3Aウエストで打率2位、OPS6位の成績を残しました。

2021年後半のエンゼルスは新人が続々とメジャーデビューする状況で、また、フレッチャーが極度の打撃不振に陥っていたため、ステファニックもメジャー昇格するものだと思われていましたが、そうはなりませんでした。

そして前述したようにルール5ドラフト対象であったため、オフにメジャー契約を結ぶものと見られていましたが、実際にメジャーの40人枠に入ったのはステファニックではなくブレンドン・デービスでした。(デービスもその後DFAとなりタイガースが獲得)

 

2022年もオープン戦14試合で打率.385、OPS1.106の活躍を見せながらメジャー入りはならず、6月にレンドンが離脱し昇格のチャンスがあったときには、ステファニックもちょうど負傷者リストに入っているなど、なかなか報われない選手でした。

ステファニックの選手としての特徴。コンタクト力があり打率が高いが守備は下手

打撃

ステファニックは大学・プロを通してずっと打率が高いです。

コンタクト力が高く、三振率はマイナー通算で11.4%と非常に低いです。

その一方で、長打力には乏しく、2021年に打高の3Aでホームラン16本を記録したものの、2022年は安打の多くがシングルヒットとなっています。

2021年のホームランの大半が引っ張り方向であり、逆方向へ大きな当たりをたくさん打つタイプではないと思いますが、ヒット自体は逆方向にも打てます。

ステファニックには早打ちの傾向がありますが、四球率はマイナー通算で9%と悪くありません。

 

走力

ステファニックの足は遅いです。

2022年7月27日時点で、スプリント・スピードは25.8フィート/秒で、メジャー495人中403位となっています。

エンゼルスではスタッシと同じくらいの足の速さです。

マイナー通算で18盗塁(13盗塁死)で、盗塁成功率は58%と低いです。

守備

ステファニックの守備は下手です。

マイナーではセカンドを中心にショートやサードでの守備機会が多いですが、肩も弱く、どのポジションでも守備は平均以下とされています。

この守備の下手さにより、メジャー昇格が見送られてきました。

 

ただ、個人的には2022年のオープン戦を見た限りでは、そこまで下手という印象はありませんでした。

一応ずっとセカンドやショートといった要のポジションを守っています。本当にどうしようもなく下手な場合は、外野に回されると思います。

 

<セカンド・ステファニック>

 

<セカンド・ステファニック>

 

<セカンド・ステファニック>

 

<メジャーでの好守>

 

>> 2022年エンゼルスの守備は下手?守備指標UZR、DRS、OAAで確認

まとめ

<MLBのスカウティング・グレードによる評価>

ミートパワー走力送球守備総合
604535404040

(スコアは20~80。50が平均で、60が平均以上。総合が65以上だと、将来的にオールスター級の傑出した選手になりうるとされている。)

 

ステファニックは打撃が良いバッターです。

しかし守備面では不安があり、球団からの評価は低いように感じます。

一方で、2021年の3Aでの大活躍により、現地ファンからは人気があり、ステファニックを早く昇格させろという声も日増しに大きくなっていました。

個人的には球団からの評価は低すぎ、ファンからの評価は高すぎるように思います。

一部の現地ファンは「守備の下手なフレッチャー」という評価をしており、私もこの評価が的確のように感じます。

バックアップ要員としては良いですが、メジャーでレギュラーとしてやっていけるかは微妙かもしれません。

 

7月27日時点のメジャー成績では打率.167と打撃に苦しむ一方で、守備指標はプラスとなっており、マイナーのころの評価とは逆になっています。

ただし、試合でも5回ぐらいで早々に守備固めを送られていることからもわかるように、ステファニックの守備は評価されていません。

今のエンゼルスに必要なのは打撃力だったはずであり、ステファニックは打撃で結果が残せなければメジャーに残るのは厳しいと思います。

 

>> 2022年エンゼルスの月別の打撃成績【エンゼルス打線はひどい?】

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