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シンダーガードはエンゼルスにとって高い買い物か

シンダーガード スポーツ

※シンダーガードは2022年8月2日にミッキー・モニアック、ジャディエル・サンチェスとのトレードでフィリーズに移籍しました。

 

※シンダーガードのエンゼルスでの成績はこちらから。
>>【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など

 

2021年11月エンゼルスはメッツからFAとなっていたノア・シンダーガード(2022年8月29日で30歳)の獲得を発表しました。

シンダーガードの年俸2100万ドル(26億円)はエンゼルスの歴代投手の中で最高額です。
(過去最高は2012年から5年契約を結んだCJウィルソンの5年7750万ドル=年俸18億円)

シンダーガードはメジャーを代表する投手であり、エンゼルスにとって待望のエース投手となりそうです。

それでもシンダーガードの年俸24億円は高い買い物だった可能性があります。

それは、以下の2つの理由からです。

  • 2020年のトミージョン手術後、2年間で2イニングしか登板していないこと
  • 1年契約であること

>> 2022年のエンゼルスの選手の年俸ランキング。日本円、ドル【一覧】

シンダーガードの成績。ケガ前とケガ後

生年月日 1992/8/29
身長 198cm
体重 109kg
投手 右投右打
ドラフト 2010年
1巡目(全体38位)

投手成績サマリー

登板 防御率 WHIP K/9 BB/9
2015 24 150 9 7 3.24 1.05 10.0 1.9
2016 31 183 14 9 2.60 1.15 10.7 2.1
2017 7 30 1 2 2.97 1.06 10.1 0.9
2018 25 154 13 4 3.03 1.21 9.0 2.3
2019 32 197 10 8 4.28 1.23 9.2 2.3
2021 2 2 0 1 9.00 1.50 9.0 0.0
登板 防御率 WHIP K/9 BB/9
通算 121 718 47 31 3.32 1.16 9.7 2.1

K/9=奪三振率、BB/9=与四球率

キャリアハイとなった2016年はオールスターに初出場し、守備から独立した防御率を表すFIPが2.29、9イニングあたりの被本塁打が0.5でともにメジャートップの数字で、サイヤング賞投票8位、MVP投票19位となりました。

 

シンダーガードの2021年までの通算防御率は3.32と優秀です。

トミージョン手術前の5年間で、既定投球回に到達したのは2回だけですが、150イニング以上投げたのは4回あり、ローテーション投手として十分な実績があります。

通算の奪三振率は9.7と高く、与四球率も2.1なのでコントロールもいいです。

メジャーでは珍しい完投も3回あり(完封2回)、長いイニングを任せることができます。

トミージョン手術後の2021年は成績が悪いですが、2イニングしか投げていないため、投手成績としては参考になりません。

※追記。クイックができず、被盗塁数が多いです。2022年8月1日時点で被盗塁数25はメジャーでワースト1位です。(盗塁阻止は1)

 

<動画1人目がシンダーガードのクイック、2人目はメッツのオッタビーノ>

球種、球速

2019年シンダーガードの球種

手術前の2019年のシンダーガードは速球系の球種(ストレート、シンカー)が6割を占めていました。

ストレートの平均球速は97.8マイル(157.4キロ)で、先発投手としてはメジャー屈指の速球派でした。

しかし、トミージョン手術後の2021年のストレートの平均球速は94.2マイル(151.6キロ)に落ちました。

2021年は全球種で合わせて26球しか投げていませんが、どの球種も3マイル前後(3~6キロ)は球速が落ちています。

球種 2019 2021
ストレート 97.8マイル
157.4キロ
94.2マイル
151.6キロ
シンカー 97.5マイル
156.9キロ
95.2マイル
153.2キロ
チェンジアップ 91.1マイル
146.6キロ
88.4マイル
142.3キロ
スライダー 89.1マイル
143.4キロ
投球なし
カーブ 80.4マイル
129.4キロ
投球なし

 

大谷もトミージョン手術翌年はストレートの球速が落ちていましたが、手術2年後の2021年は球速が戻ってきました。

<大谷の平均球速>

球種 2018 2020 2021
ストレート 96.7マイル
155.6キロ
93.8マイル
151.0キロ
95.6マイル
153.9キロ

 

したがって、シンダーガードの球速も手術2年後となる2022年に戻ってくる可能性はありますが、まだケガ前の状態に戻っていないというのが事実です。

 

※追記。2022年8月1日時点ではシンダーガードの球速はまだ戻ってきていません。奪三振率は2019年の9.2から2022年は7.2に落ち、ストレートは被打率.288、被長打率.561と高いです。パワーピッチャーだった以前とは別人のような投球内容になっています。ただ、同じくらいの球速のシンカーで上手く抑えています。(シンカーの被打率.179)

<2022年8月1日時点の平均球速>

球種 2019 2022
ストレート
(マイル)
97.8 94.2
ストレート
(キロ)
157.4 151.6

単年契約なのでシンダーガードが復活しても翌年に逃げられる

シンダーガードはこれまで複数年にわたって輝かしい実績を残してきたものの、今後も手術前のような活躍ができるかどうかはわかりません。

わからないので複数年契約ではなく、1年契約にすることでエンゼルスはリスクを抑えたという考え方もあります。

しかし、復活するかどうかわからない選手に年俸2100万ドル(26億円)は高すぎるのではないでしょうか?

オプションつきの複数年契約にすべきだった

仮に復活してケガ前のような成績を残せた場合、シンダーガードは2023年には他の球団と契約を結ぶと思います。

大谷がエンゼルスに残るという前提ですが、復活したシンダーガードは6人のローテーションで回すエンゼルスには残りたくないはずです。

5人のローテーションで回すチームと比較してエンゼルスでは登板の機会が抑えられるので、年俸面でも個人成績の面でもデメリットになるからです。

ちなみに、こういう事情もあってエンゼルスには超一流の投手は来ず、実績があっても高齢だったりケガもちだったりと、何かしら問題がある投手でないと来れないと言われています。

 

シンダーガードがケガ前のような活躍をしてくれるなら年俸2100万ドル(26億円)なら安いです。

しかし、復活するかどうかわからず、たとえ復活しても翌年には逃げられてしまう投手に年俸2100万ドル(26億円)というのは良い賭けではないはずです。

復活できなかった場合は球団側が破棄できるようなオプションを含めた複数年契約にすべきだったと思います。

これではエンゼルスは来オフもエース候補を探さなくてならない気がします。

※追記。2022年8月1日時点でエンゼルスはポストシーズン進出が絶望的なため、おそらくシンダーガードはトレードに出されると思います。エンゼルスでケガ前のような活躍ができたとは言い難いですが、ローテーションで回せる力は示しました。2022年のドラフト2巡目指名権を捨ててまで獲得したシンダーガードを、どのぐらいで売ることができるのか注目です。

 

<完封+自身のホームランで1-0で勝利>

 

<前田健太から2本のホームラン>

>> 2021年オフのエンゼルスのFA、トレード、戦力外まとめ

>>【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など

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