※2022年のマイナーで活躍した選手はこちら。
>> 2022年のエンゼルスのマイナーで活躍した選手【プロスペクト】
MLB公式サイトで2021年のエンゼルスのマイナーリーガーで目立っていた5人の選手が紹介されました。(>> Angels 2021 Minors report: Who stood out?)
- オースティン・ウォーレン投手(25歳)
- デービス・ダニエル投手(24歳)
- マイケル・ステファニック二塁手(25歳)
- サム・バックマン投手(22歳)
- カイレン・パリス遊撃手(19歳)
※年齢は2021年10月19日時点
ウォーレンは頼れるリリーフとしてメジャーでも活躍
<2021・3A>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
22 | 36.1 | 42 | 45 | 18 | 6.19 | 1.65 | 4.5 | 11.2 |
<2021・MLB>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
16 | 20.1 | 16 | 20 | 5 | 1.77 | 1.03 | 2.2 | 8.9 |
ウォーレンは2018年ドラフト6巡目(全体181位)でエンゼルスに指名されました。
2018年に1A、2019年に2Aまで上がり、合計85イニングで防御率3.39、奪三振率12.18と好成績を残しましたが、2019年まではトッププロスペクト(若手有望選手)とはみなされていませんでした。
2021年は3Aで22試合に登板し、防御率こそ6.19ながら、36回1/3で45三振を奪い(奪三振率11.15)、7月29日にメジャーデビューを果たしました。
メジャーではリリーフとして、20回1/3で20奪三振、被本塁打は0でした。
また、ア・リーグでリリーフとして20イニング以上投げた167人のうち、防御率は1.77で10位、被OPSは.544で10位と素晴らしい成績でした。
マドン監督は、ウォーレンが2022年のエンゼルスのセットアッパーの1人になることを期待すると語っています。
Austin Warren's fan club>>>>>> #WeBelieve I @Angels I @austinwarren96 I @JoseMota05 pic.twitter.com/IHbJE9RCAk
— Bally Sports West (@BallySportWest) July 30, 2021
ダニエルは故障明けで急成長中の右腕
<2021・1A+>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
9 | 46.2 | 26 | 64 | 20 | 2.31 | 0.99 | 3.9 | 12.3 |
<2021・2A>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
9 | 47 | 39 | 66 | 8 | 2.68 | 1.00 | 1.5 | 12.6 |
<2021・3A>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
5 | 21 | 37 | 24 | 6 | 10.29 | 2.05 | 2.6 | 10.3 |
ダニエルは2019年ドラフト7巡目(全体211位)でエンゼルスに指名されました。
ダニエルは大学最終年でトミー・ジョン手術を受けていたため、プロデビューは今年2021年のシーズンとなりました。
プロキャリアは1A+からのスタートとなりましたが、実質1年目にもかかわらず、3Aまでステップアップしてきました。
3Aでは壁に当たりましたが、マイナー通算114回2/3で154三振(奪三振率12.09)を記録し、与四球率2.67、K/BB4.53と良い指標を残しています。
急成長中の右腕は、エンゼルスのプロスペクトランキングで21位となっており、早ければ2022年にメジャーデビューの可能性があります。
ダニエルの持ち味は最速93マイル(150キロ)の速球です。
球速はそれほどではないものの、回転数が高く空振りが奪えるため、カーブ、チェンジアップに磨きがかかるとメジャーでも期待ができます。
Davis Daniel tonight for AA Rocket City: 6 IP, 3 H, 2 R, 2 ER, 0 BB’s, 11 K’s. pic.twitter.com/kvTJjq4K47
— AngelsMiLB (@AngelsMiLB) September 4, 2021
>> エンゼルスのデービス・ダニエルのマイナーでの経歴と選手の特徴
打撃期待のステファニックはメジャー昇格間近
<2021・2A>
試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 三振率 |
21 | .345 | 1 | 9 | 0 | .406 | .437 | .843 | 15.6% |
<2021・3A>
試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 三振率 |
104 | .334 | 16 | 54 | 6 | .408 | .505 | .913 | 13.5% |
ステファニックは2018年7月にドラフト外でエンゼルスとマイナー契約を結びました。
ウォーレン同様、プロスペクトとして期待されていた選手ではありませんが、今年はマイナーで大活躍し、メジャー昇格をほぼ手中におさめました。
ステファニックは2018年にルーキーリーグ、2019年に1A、1A+、そして今年は2A、3Aと順調に上がってきています。
どのカテゴリーでもヒットを量産し、マイナー通算241試合で打率.314を記録しています。
特に今年は3Aで首位打者争いをし、打率.334(3Aウエストで2位)、OPS.913(3Aウエストで6位)とマイナートップクラスの打撃成績を残しました。
2Aまではホームランを打つタイプではありませんでしたが、3Aでは104試合で16本塁打と長打力にも磨きがかかっています。
シーズン終盤はいつメジャーに呼ばれてもおかしくない状態でしたが、結局今年はメジャーに昇格できませんでした。
セカンドやサードでの出場が多い選手ですが、守備は改善が必要と言われています。
Sheeessshhhh that's Michael Stefanic's second homer of the night. pic.twitter.com/DTqDltAa2m
— Salt Lake Bees (@SaltLakeBees) August 15, 2021
Another day, another @mjstefi hit pic.twitter.com/8CwnUp0gTb
— Salt Lake Bees (@SaltLakeBees) September 22, 2021
>> エンゼルスのマイケル・ステファニックは打撃が持ち味の苦労人
2021年ドラフト1位の163キロ右腕バックマン
<2021・1A+>
試合 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 防御率 | WHIP | 四球率 | 三振率 |
5 | 14.1 | 13 | 15 | 4 | 3.77 | 1.19 | 2.5 | 9.4 |
バックマンは2021年ドラフト1巡目(全体9位)でエンゼルスに指名されました。
エンゼルスのプロスペクトランキングでは、今年メジャーデビューした2020年ドラフト1位のデトマーズに次いで2番目となっています。
バックマンは1A+で5試合に先発し好投した後、2Aで登板する予定でしたが、コロナでチームのシーズンが早期打ち切りとなったため、2Aデビューはなりませんでした。
バックマンの持ち味は96~97マイル(155~156キロ)の速球です。最速は101マイル(163キロ)を記録しています。
また、90マイル(145キロ)まで球速が上がってきたスライダーも高く評価されており、右打者にも左打者にも有効とされています。
今年2Aからスタートしてメジャーデビューしたデトマーズのように、バックマンも2022年のメジャーデビューが期待されています。
#Angels 2021 1st round pick Sam Bachman’s first professional inning for High-A Tri-City:
Groundout
Infield Single
Double PlayFastball was 96-97 mph, and the Slider was up to 90 mph. pic.twitter.com/Iwpnk5JTGG
— AngelsMiLB (@AngelsMiLB) August 9, 2021
19歳のパリスは2023年以降メジャーでの活躍が期待されるショート
<2021・ルーキーリーグ>
試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 三振率 |
5 | .357 | 1 | 1 | 2 | .400 | .571 | .971 | 20.0% |
<2021・1A>
試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 三振率 |
29 | .274 | 2 | 18 | 16 | .434 | .491 | .924 | 30.1% |
<2021・1A+>
試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 三振率 |
13 | .231 | 1 | 6 | 4 | .273 | .365 | .638 | 36.4% |
パリスは2019年ドラフト2巡目(全体55位)でエンゼルスに指名されました。
エンゼルスのプロスペクトランキングでは、4位にランクされています。
2021年はルーキーリーグ、1A、1A+と3つのカテゴリーで計47試合に出場し、打率.267、OPS.848、4本塁打、7三塁打、22盗塁と結果を残しています。
高い出塁率とスピードを兼ね備えており、三振率の高さはあるものの、リードオフマンとしての成長が期待されています。
今年はケガで2か月の離脱がありましたが、来シーズン順調に育てばプロスペクトランキングを上昇させ、2023年以降のメジャーデビューの可能性が見えてきます。
Kyren Paris with an RBI single for Low-A Inland Empire pic.twitter.com/4UTd6n3kNa
— AngelsMiLB (@AngelsMiLB) August 20, 2021
Last night, we agreed to terms with 2019 second-round draft pick Kyren Paris.
Welcome to the Angels family, @kyren_paris! #TheHaloWay pic.twitter.com/CpTHPS5R07
— Los Angeles Angels (@Angels) June 12, 2019
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