エンゼルスのローガン・オホッピーの経歴と選手の特徴 | のびたのセミリタイア

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エンゼルスのローガン・オホッピーの経歴と選手の特徴

ローガン・オーホッピー スポーツ

エンゼルスのローガン・オホッピーは、2022年8月2日にブランドン・マーシュとのトレードでフィリーズから移籍してきた22歳の捕手です。(2023年2月で23歳)

オホッピーはドラフト全体677位の選手ながら、2022年8月2日時点でフィリーズのプロスペクトランキング(若手有望ランキング)で3位、メジャー全体の86位に入っていました。

エンゼルスではすぐにプロスペクトランキング1位になり、2022年9月28日に8番キャッチャーでメジャーデビューしました。

2023年開幕時点でプロスペクトランキングはエンゼルスで1位、全体53位のトッププロスペクトの選手です。

2023年シーズンは大谷とバッテリーを組むと見られています。

オホッピーの経歴と選手としての特徴を紹介します。

ローガン・オーホッピー

引用元:Twitter @BlueClaws

オホッピーの経歴。マイナー、メジャーでの成績

生年月日 2000/2/9
身長 188cm
体重 83kg
捕手 右投右打
ドラフト 2018年
23巡目(全体677位)

オホッピーは高校卒業後、2018年のドラフト23巡目でフィリーズから指名され、21万5000ドル(2800万円)で契約しました。

23巡目の選手としては非常に高い契約金となりました。

マイナー、メジャーでの成績

2018年

<ルーキーリーグでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
34 .367 2 21 2 .943 .411 .532

2019年

<1Aでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
45 .216 5 26 3 .673 .266 .407

2020年

2020年はマイナーリーグが全試合中止となりました。

前年の成績は振るわなかったものの、球団の代替キャンプに招待されました。

2021年

<1A+、2A、3Aでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
104 .270 17 58 6 .789 .331 .458

2022年

<2Aでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
104 .283 26 78 7 .960 .416 .544

<メジャーでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
5 .286 0 2 0 .661 .375 .286

2022年はマイナーの有望選手が参加するオールスター・フューチャーズゲームに出場しました。

2023年

メジャーでの成績はこちら

>>【メジャー】2023年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)

マイナーでの成績はこちら

>>【3A、2A】2023年のエンゼルス傘下のマイナーの選手の個人成績(野手、投手)

 

大学進学予定だったオホッピーはドラフト順位は低かったものの、契約金の高さからもそれなりに期待されていたことがわかります。

フィリーズでのプロスペクトランキングも2021年に11位、2022年に3位と評価を上げていました。

守備の負担の大きな捕手でありながらマイナーではしっかりとした打撃成績を残し、2022年9月28日にメジャー初昇格、即スタメンデビューしました。

オホッピーの選手としての特徴。長打力があり守備も上手い

打撃

オホッピーは非常にパワーのある選手です。

マイナーではどのレベルでも高い長打率を記録しています。

特に引っ張り方向に大きな打球を飛ばすことができます。

2022年にエンゼルスに移籍してからは2Aの29試合でホームラン11本、長打率.707と打ちまくりました。

オホッピーは2Aでは3番や4番を打つことが多いですが、得点圏打率.352、得点圏長打率.637とチャンスにも強いです。

 

その一方でプロ入り当初は空振りが課題となっていて、2019年は三振率27.7%を記録してしまいましたが、2019年シーズン終了後のオーストラリア・リーグから三振率が大きく低下し、四球率が倍増しました。

その傾向は続き、2022年も2Aで三振率16.6%、四球率15.7%とどちらも優れた数字になっています。

ただ、2023年のオープン戦では38打席で14三振、三振率36.8%と、らしくない数字でした。

開幕から3週間ほどで三振率30%、空振り率がメジャー下位7%と空振りが多くなっています。

 

<エンゼルス移籍後2試合目で初ホームラン(2A)>

実況「Oh Happy Day♪」

<エンゼルス移籍後5試合で4本目。飛距離も十分(2A)>

<メジャー初ホームラン>

走塁

キャッチャーなので仕方ありませんが、オホッピーは足が遅いとされています。

マイナー通算での盗塁数は18と多くないですが、盗塁成功率は69%とそこそこです。

<オホッピーの走塁>

 

<ランニングホームラン>

守備

オホッピーは守備は穴がなく、評価が高いです。

キャッチ力が高く、ブロッキングも上手いです。

肩の強さ自体は平均的とされていますが、捕球してからの早さと送球の正確性でプラスの評価に持っていっています。

エンゼルス2Aでは、しゃがんだ状態から2塁への素晴らしい送球も見せています。

また、アリゾナリーグのスポーツマンシップ賞を受賞するなど精神的な部分でも優れており、マイナーでは投手からの信頼も厚いとされていました。

(余談ですが、父をはじめ身近な人ががんになったことをきっかけに「対がんオホッピーホームラン」という小児がんのための募金を2022年に立ち上げ、自身もホームラン1本につき25ドルの寄付を行っています。オホッピーは人格者です。)

 

ただし、2023年は開幕から3試合で2度キャッチャーフライの捕球をミスしました。(エラーはついていません)

また開幕から3週間ぐらいの少ないデータですが、スタットキャストのフレーミング指標ではメジャーワーストレベルになっています。

<キャッチャー・オホッピー>

 

<2018年のヤンキース戦の客席でホームランボールをキャッチしフィールドに投げ返すニューヨーク出身のオホッピー>

総合評価(スカウティング・グレード)

2023年開幕時点のMLBのスカウティング・グレードによる5ツール評価。

ミート パワー 走力 送球 守備 総合
50 55 30 55 55 55

スコアは20~80。50が平均で、60が平均以上。

総合が65以上だと、将来的にオールスター級の傑出した選手になりうるとされている。

 

オホッピーは打撃良し、守備良し、そして精神的な柱となれるような優れたメンタリティを持ったキャッチャーです。

エンゼルスの元トッププロスペクトのマーシュとのトレードは全く予想されていませんでしたが、エンゼルスはキャッチャーが不足しています。

まだ2022年時点で22歳と若いオホッピーですが成長著しく、9月28日についにメジャーデビューとなりました。

エンゼルスの将来を担うトッププロスペクトとして、今後が楽しみな選手です。

<練習時のオホッピーとシルセスの「Oh Happy Day♪」(動画1:00ごろ)>

 

>> 2022年のエンゼルスのマイナーで活躍した選手【プロスペクト】

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