エンゼルスのカイ・ブッシュは長身のサウスポー。マイナーでの経歴と選手の特徴

カイ・ブッシュスポーツ

エンゼルスのカイ・ブッシュ(22歳)はチームのプロスペクトランキング(若手有望ランキング)で4位の選手です。(2022年9月時点)

ブッシュは2021年のドラフト2巡目の選手で、2022年は2Aに所属しています。

同じ2021年のドラフト組ではシルセスが2Aで好投して一気にメジャーに昇格しましたが、ブッシュも2Aで5月21日から5試合連続でQS(6回3自責点以内)を達成しました。

  • 5/21 6.1回自責点3、奪三振6、与四球2
  • 5/28 6回自責点1、奪三振9、与四球1
  • 6/3 6回自責点0、奪三振6、与四球1
  • 6/10 6回自責点1、奪三振3、与四球0
  • 6/17 6回自責点0、奪三振5、与四球3

その後の登板では炎上することもありましたが、2022年のマイナーのオールスターにも選出されました。

ブッシュもシルセスのように、近い将来エンゼルスの先発ローテーションを争う位置に来るかもしれません。

ブッシュの経歴。大学、マイナーでの成績

生年月日1999/11/12
身長198cm
体重108kg
投手左投左打
ドラフト2021年
2巡目(全体45位)

大学時代の成績

<大学通算(2シーズン)>

試合被安打奪三振与四球
33710117.114615140
防御率WHIPK/BB与四球率奪三振率
6.211.593.783.111.6

ブッシュは高校生のときの2018年に、ロイヤルズからドラフト40巡目で指名を受けましたが、契約はせずにワシントン州立大学へ進学しました。

大学1年生の時に34イニングで防御率12.69という散々な成績だったため、大学通算の成績は悪く見えます。

しかし、そのあと転校した2つの大学では好投し、ドラフト直前のセントメアリーズ大学3年生のときには78.1イニングで防御率2.99、奪三振率12.9の成績を残しています。

1巡目という話もあったようですが、結局ドラフト2巡目(全体45位)でエンゼルスから指名され、175万ドル(約2億2000万)で契約しました。

マイナーでの成績

2021年

<1A+での成績>

試合被安打奪三振与四球
5021214205
防御率WHIPK/BB与四球率奪三振率
4.501.584.003.815.0

2022年

<2Aでの成績>

試合被安打奪三振与四球
21741039310129
防御率WHIPK/BB与四球率奪三振率
3.671.183.482.58.8

 

ブッシュはリリーフタイプと見るスカウトもいたようですが、エンゼルスでは先発投手として投げています。

2021年は12イニングで20奪三振と多くの三振を取っており、2022年もそこそこの奪三振率となっています。

コントロールを不安視する声もありますが、2022年は与四球率も落ち着いており、四球で自滅するパターンはそれほどありません。

ブッシュの選手としての特徴

ブッシュは2m近い長身から投げ下ろす速球が武器のパワーピッチャーです。

速球は最速96マイル(155キロ)でやや沈む特徴があります。

変化球では大きく落ちるスライダーが良く、ボール球で空振りの山を築くことができます。

チェンジアップやカーブも投げますが、速球とスライダーに比べると、まだまだ改良が必要とされています。

 

一方、2Aの21試合で19盗塁を決められています(4盗塁阻止)。

長身の選手にありがちですが、動画ではクイックが遅いように見えました。

短期間でメジャーに上がってきたデトマーズもクイックが得意ではなく、メジャーで多くの盗塁をされていましたが、こういう部分はマイナーでしっかり直してから上がってきてほしいところです。

<2Aで6回9奪三振>

<2Aで6回6奪三振>

 

<スライダーで3球連続空振り>

 

<ストレートとカーブ比較>

 

<MLBのスカウティング・グレードによる評価>

速球カーブスライダーチェンジアップコントロール総合
604555455050

(スコアは20~80。50が平均で、60が平均以上。総合が65以上だと、将来的にオールスター級の傑出した選手になりうるとされている。)

 

ブッシュは大卒ですが素材型とされ、エンゼルスの中では一番ポテンシャルがある投手と見られているようです。

すぐにメジャーに上がるとは思いませんが、6人ローテーションのエンゼルスは常に先発が不足している状態で、シルセスの例もあって予想より早くチャンスが巡ってくるかもしれません。

長身サウスポーでパワーピッチャーというロマンあふれるカイ・ブッシュに期待せずにはいられません。

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