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【2021】MLB粘着物質ルール厳格化後の回転数の変化。コール、大谷、ダルビッシュ、バウアー、デグロム

粘着物スポーツ

メジャーリーグでは2021年シーズンの途中で、松ヤニや日焼け止めなど、ピッチャーが滑り止めとして使用していた粘着物質の検査が厳しくなりました。

粘着物質使用の疑惑があったコール、バウアーを含めて、以下のピッチャーの粘着物質の規制強化前後での回転数の変化を調べました。

  • 大谷
  • ダルビッシュ
  • コール
  • バウアー
  • デグロム

なお、規制の厳格適用は6月21日から始まりましたが、その方針が先んじて発表されていた影響で、一部投手では6月頭ごろから回転数に変化が出ています。

本記事では、6月1日~6月20日は移行期間としてデータを除外し、

  • 規制前:4月1日~5月31日
  • 規制後:6月21日~

とします。

(回転数=平均回転数、回転数の単位=RPM)

大谷の回転数の変化

球種規制前規制後変化幅変化率
ストレート23452106-239-10%
スライダー25102323-187-7%
スプリット15511328-223-14%
カーブ25142316-197-8%
カットボール23502197-153-7%

代表してストレートの回転数の推移をグラフにしました。

回転数は下がり傾向ですが、そもそも規制前から回転数が安定していません。

0926大谷ストレート回転数

>> 大谷の月別投手成績はこちら

ダルビッシュの回転数の変化

球種規制前規制後変化幅変化率
カットボール28142733-81-3%
ストレート25642482-83-3%
スライダー27822729-53-2%
ナックルカーブ28922690-202-7%
シンカー24862335-152-6%
スプリット14831519362%
カーブ2626263590%

代表してストレートの回転数の推移をグラフにしました。

6月15日の登板から大きく回転数が落ちましたが、後半戦に入って回転数が戻る場面もありました。

0928ダルビッシュストレート回転数

>> ダルビッシュの月別投手成績はこちら

コールの回転数の変化

球種規制前規制後変化幅変化率
ストレート25622383-179-7%
スライダー27102534-176-6%
チェンジアップ17511691-60-3%
ナックルカーブ28392759-80-3%
シンカー25172273-243-10%

代表してストレートの回転数の推移をグラフにしました。

安定していた回転数が6月3日から下がり始めました。後半戦は回転数が上昇傾向にありますが、規制前の回転数には戻っていません。

0929コールストレート回転数

バウアーの回転数の変化

球種規制前規制後変化幅変化率
ストレート28392572-267-9%
カットボール29202788-132-5%
スライダー30132839-174-6%
ナックルカーブ30242877-146-5%
チェンジアップ20151747-268-13%
シンカー27312451-280-10%

代表してストレートの回転数の推移をグラフにしました。

6月6日の登板から大きく回転数が落ちました。(4月29日は回転数のデータがありません)

0711バウアーストレート回転数

デグロムの回転数の変化

球種規制前規制後変化幅変化率
ストレート24142385-29-1%
スライダー25912572-19-1%
チェンジアップ16101648382%
カーブ26582648-100%

代表してストレートの回転数の推移をグラフにしました。

回転数は安定しており、規制強化前後で変化は見られません。

0711デグロムストレート回転数

まとめ

粘着物質の不正疑惑があり、自身も認めるような発言をしたコールだけでなく、最初に粘着物質スパイダータックを告発したバウアーや、「松ヤニは使用していない」と発言していたダルビッシュも回転数が大きく落ちています。

大谷は規制前から回転数が落ち始めており、粘着物質規制の影響なのかよくわかりません。

一方、デグロムは粘着物質規制前後で回転数に変化がありませんでした。

2021年現在、メジャー最高と言われるデグロムのすごさが改めて感じられたような気がします。

>> 2021年のデグロムの投手成績と打者成績

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