※最新のキハダの成績はこちらから。
>>【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など
エンゼルスの中継ぎ左腕ホゼ・キハダ(26歳)はベネズエラ出身で、2013年に国際FAでマーリンズと契約しました。
2019年に23歳でマーリンズでメジャーデビューしましたが、2020年開幕前に戦力外となり、2020年からエンゼルスでプレーしています。
生年月日 | 1995/11/9 |
身長 | 180cm |
体重 | 97kg |
投手 | 左投左打 |
ドラフト | 2013年 国際FA |

引用元:MLB.com
キハダのメジャーでの成績。奪三振率も与四球率も高い
年 | 登板 | 回 | HLD | SV | 防御率 | WHIP | K9 | BB9 |
2019 | 34 | 29.2 | 4 | 1 | 5.76 | 1.79 | 13.4 | 7.9 |
2020 | 6 | 3.2 | 1 | 0 | 7.36 | 2.18 | 14.7 | 4.9 |
2021 | 26 | 25.2 | 5 | 0 | 4.56 | 1.36 | 13.2 | 5.3 |
HLD=ホールド、SV=セーブ、K9=奪三振率、BB9=与四球率
キハダは2021年まではメジャーであまり活躍できていません。
与四球率が高く、ランナーを背負っての登板が多くなっています。
その一方、非常に高い奪三振率を記録しており、躍動感のある投球フォームもあって、良い時のキハダは本当に素晴らしいピッチャーに見えます。
2022年も9月26日時点で、与四球率4.6、奪三振率11.4とどちらも高いままですが、被打率が.180と低く好投しています。
ただ、四球を出してピンチを作り、後続の打者を連続三振に打ち取る、という劇場型なところがあります。
また、右打者には与四球率が高くなるなど苦戦しています。
<2022年の成績(9月26日時点)>
- 左打者 被打率.122、被長打率.265、与四球率2.5
- 右打者 被打率.214、被長打率.429、与四球率6.0
<ノーアウト1、3塁で登板し3者連続三振>
José Quijada comes in with runners on first and third and nobody out and strikes out all three batters he faces! pic.twitter.com/rDxRgeEyo6
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) October 2, 2021
キハダの球種・球速。空振りのとれるストレートが良い
<2022年の平均球速>
マイル | キロ | |
ストレート | 94.4 | 151.9 |
チェンジアップ | 86.9 | 139.9 |
スライダー | 80.8 | 130.0 |
キハダの球種は80%以上がストレートです。
キハダのベストボールもそのストレートです。
平均球速94.4マイル(151.9キロ)とメジャーではそこまで速くなく、回転数も約2200rpmで高くもないですが、2022年のストレートの空振り率は32.5%という非常に高い数字となっています。
ほとんどストレートしか投げないのにこれだけ高い空振り率は、はっきり言って異常です。
特に高めのストレートに力があり、やや荒れ気味ですがストレートの配球は高め中心となっています。
<2022年のストレートのコース>

引用元:Savant
これで変化球をしっかり低めにコントロールできれば非常に良いピッチャーになれると思いますが、外に大きく外れてしまいがちです。
キハダは基本的に右バッターにはチェンジアップ、左バッターにはスライダーを投げます。
<2022年のスライダーのコース>

引用元:Savant
<2022年のチェンジアップのコース>

引用元:Savant
まとめ
キハダは空振りを取れる素晴らしいストレートを持っており、コントロールが改善されれば大化けする可能性があります。
2022年に向けてリリーフを補強してきたエンゼルスですが、上手く機能していません。
そんな中で好投を続けるキハダは、重要な場面で投げる機会が増えてきています。
感情むき出しにして闘志あふれるキハダの奪三振ショーで、ピンチを切り抜けたいところです。
<ピンチを三振で切り抜けド派手なガッツポーズ>
Spicy🔥@Angels | #GoHalos pic.twitter.com/ANtlqoCmqx
— Bally Sports West (@BallySportWest) August 14, 2022
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