エンゼルスのジョーディン・アダムスの経歴と選手の特徴 | のびたのセミリタイア

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エンゼルスのジョーディン・アダムスの経歴と選手の特徴

ジョーディン・アダムス スポーツ

2023年8月1日にエンゼルスのジョーディン・アダムス(23歳)がメジャーに初昇格しました。(※8月20日にマイナーに降格となりました)

アダムスは2018年のドラフト1巡目の選手で、エンゼルスの元トッププロスペクトですが、昇格時点のプロスペクトランキング(若手有望ランキング)では22位にランクされています。

アダムスは身体能力抜群で足が非常に速く、守備も上手いと評価されていますが、マイナーでは打撃に苦戦していました。

アダムスの経歴と選手の特徴を紹介します。

アダムスの経歴。マイナー、メジャーでの成績

生年月日 1999/10/18
身長 188cm
体重 82kg
外野手 右投右打
ドラフト 2018年
1巡目(全体17位)

 

アダムスは高校時代は野球とアメフトをプレーし、どちらでも優れた成績をおさめ、その身体能力の高さが注目を集めていました。

父親がノースカロライナ大学のアメフトのコーチだったこともあり、当初はアダムスもノースカロライナ大学へ進学し、野球とアメフトの両方を行う予定でした。

しかしエンゼルスが2018年のドラフト1巡目(全体17位)で指名し、契約金410万ドル(約5.7億円)と高額のオファーをしたことで、野球でプロ入りすることとなりました。

マイナー、メジャーでの成績

2018

<ルーキーリーグでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
29 .267 0 13 5 .742 .361 .381

2019

<ルーキーリーグ、1A、1A+での成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
109 .257 8 36 16 .720 .351 .369

2020

2020年はコロナの影響でマイナーリーグが全試合中止となりました。

2021

<1A+での成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
71 .217 5 27 18 .600 .290 .310

2022

<1A+、2Aでの成績>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
120 .238 4 42 33 .649 .317 .332

2023

<3Aでの成績(メジャー昇格時点)>

試合 打率 本塁打 打点 盗塁 OPS 出塁率 長打率
89 .264 13 60 37 .816 .351 .465

最新のマイナーでの成績はこちら

>>【3A、2A】2023年のエンゼルス傘下のマイナーの選手の個人成績(野手、投手)

メジャーでの成績はこちら

>>【メジャー】2023年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)

 

高校まで野球だけでなくアメフトもやっていたことから、上のレベルに来るまで時間がかかると見られていましたが、プロ入り後は2018年、2019年とマイナーで順調にステップアップし、2020年も代替キャンプでチーム最年少選手の1人として成長を見せていました。

この時点では、同じ素材型の高卒外野手として2016年ドラフト2巡目のマーシュや2017年ドラフト1巡目のアデルに続いていく存在になると期待されていましたが、ケガもあった2021年以降は打撃で苦戦し停滞しました。

組織内での評価も大きく下げていましたが、3Aでプレーし始めた2023年に89試合で本塁打13本、OPS.816と、打高リーグではあるもののチーム平均ぐらいの打撃力を見せました。

走塁と守備は相変わらず評価が高く、エンゼルスはトラウト、ウォードの離脱に加え、モニアックも自打球で万全ではなくなったため、8月1日にアダムスがメジャーに昇格しました。

8月19日にメジャー初ヒットを記録しましたが、19日もメジャーにいてわずか11打席しか機会を与えられず、20代前半のプロスペクトとは思えないようなかわいそうな使われ方をされています。

<メジャー初ヒット>

アダムスの選手としての特徴

打撃

アダムスの打撃は良くないです。

打撃を良くしようとしてフォームを変更することがあまりにも頻繁であるとされ、一貫した成績が残せません。

打撃のアプローチもまずく、速球への対応ができず、ボールになる変化球を追いかけるので空振りが多く、三振率が30%前後のシーズンがいくつもあります。

ただしポテンシャルはあるとされています。

成績を見ると長打力に欠けていますが、パワー自体は持っており、たまに大きな当たりを打つことがあります。

逆方向のホームランも多いです。

2022年の前半まではゴロを打つことが多かったのですが、最近はフライを打つことが多くなり、そのあたりが2023年の長打力の向上につながっているかもしれません。

走塁

アダムスは非常に足が速いです。

高校時代に活躍していたアメフトでは、足の速い選手が集まるワイドレシーバーで高い評価を受け、マイナーでは最も足の速い選手の1人とされています。

2023年はメジャー昇格時点で3Aの89試合で37盗塁(5盗塁死)を決めています。

<セカンドランナー>

守備

アダムスは守備範囲が広い選手として評価が高いです。

足の速さをいかしてセンターを守ることが多いですが、レフト、ライトも守れます。

センターだけでなくレフト、ライトでも好守を多く披露しています。

ただし肩はそれほど良くないとされています。

総合評価(スカウティング・グレード)

エンゼルスのプロスペクトランキングで22位となった2023年8月1日時点でのMLBのスカウティング・グレードによる5ツール評価。

ミート パワー 走力 送球 守備 総合
45 40 80 45 60 40

スコアは20~80。50が平均で、60が平均以上。

総合が65以上だと、将来的にオールスター級の傑出した選手になりうるとされている。

まとめ

アダムスは足が非常に速い選手で、走塁・守備に定評があります。

打撃は苦戦していますが、2023年は3Aでリーグ平均に近いところまで改善しています。

アダムスは抜群の身体能力を持ち、ポテンシャルが高いと常に言われ続けていましたが、野球経験が多くなかったので、成長に少し時間がかかっていました。

ネビン監督によれば守備を期待しての昇格ということで、あまり出場機会は多くないかもしれませんが、かつては組織内で一番成長する可能性があると言われていたアダムスのポテンシャルが感じられるプレーを期待したいです。

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