エンゼルスのデービッド・マッキノンはパワーがあるファースト

デービッド・マッキノンスポーツ

※最新のマッキノンの成績はこちらから。
>> 2022年エンゼルスの選手の個人成績

 

エンゼルス傘下3Aの一塁手デービッド・マッキノンが、5月の月間MVPに選ばれました。(打率.344、7本塁打、OPS1.092)

27歳のマッキノンはこれまでメジャーに上がったことはなく、また、メジャーのキャンプに招待されるような期待の選手でもありませんでした。

エンゼルスのプロスペクトランキング(若手有望ランキング)にも一度も入ったことはありません。

それでも6月17日時点で、打率.327(リーグ6位)、本塁打13(リーグ5位)、OPS1.056(リーグ1位)と3Aで大活躍し、6月18日にメジャー初昇格となりました。

※7月22日にマイナーに降格しました。メジャーでは43打席で長打が1本も出ませんでしたが、3A降格後の最初の試合で二塁打と本塁打を記録しています。しかし8月2日にDFA(戦力外)となり、8月5日にアスレチックスが獲得しました。アスレチックス3Aでは8試合で打率.375、OPS.975を記録し、8月16日にメジャーに昇格しました。

デービッド・マッキノン

引用元:Twitter @MiLB

 

ちなみにマッキノン自身もシンダーガードに似ていると思っているようです。

デービッド・マッキノンはメジャーでの初打席を迎えた。

マッキノンはブロンドの長髪で、ノア・シンダーガードと混同されている。マッキノンは今日エレベーターでシンダーガードと一緒になった。

「わぁ、鏡を見ているようだ 」とマッキノンは口にした。「彼は背の高い筋肉ムキムキバージョンだ」

<マッキノン(左)、シンダーガード(右)>

Bally Sports West中継映像より。

マッキノンとシンダーガード

マッキノンとシンダーガード

マッキノンとシンダーガード

 

現地実況ではシンダーガードのニックネーム「Thor(ソー)」にちなんで、「ソー・ブラザーズ」と呼ばれています。

2022年のエンゼルスの選手のニックネームまとめ

マッキノンの経歴。マイナーでの成績

生年月日1994/12/15
身長188cm
体重90kg
ファースト右投右打
ドラフト2017年
32巡目(全体955位)

マッキノンは学生時代は野球とサッカーの二刀流で、高校ではゴールキーパーとしてマサチューセッツ州の代表にも選ばれました。

大学では3年時に55試合で打率.392、85安打のハートフォード大学記録を作ったもののドラフトで指名されず、かなり落胆したようです。

それでも、4年時にやや成績を落としながらも、4年間高い打率をキープしてきたことが評価され、2017年ドラフト32巡目でエンゼルスから指名されました。(打率推移.366→.351→.392→.327)

マイナーでの成績

2017

<ルーキーリーグでの成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
35.39222711.036.503.533

2018

<1Aと1A+での成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
126.2796600.809.417.392

2019

<1A+での成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
18.140040.509.351.158

2019年はケガにより、シーズンの大半を欠場。

2020

2020年はコロナにより、マイナーリーグが全試合中止。

2021

<2Aでの成績>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
99.28513652.854.380.474

2021年6月月間MVP。

2022

<3Aでの成績(8月1日時点)>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
63.324144521.060.429.631

2022年5月月間MVP。

<メジャーでの成績(8月1日時点)>

試合打率打点盗塁OPS出塁率長打率
16.189060.468.279.189

 

マッキノンはケガで長期離脱した2019年をのぞき、どのレベルでもリーグ平均を大きく上回る打撃成績を残しています。

マッキノンの選手としての特徴。長打力があり、左投手に強い

打撃

マッキノンはもともと打率が高いタイプでしたが、2021年ごろからは長打率も高くなっています。

2022年5月21日の試合では142mの特大ホームランを打っており、パワーは十分です。

<142m弾>

 

その一方で、3Aでの三振率は18.8%と低く、コンタクトもしっかりできます。

四球率も3Aで14.2%と高く、指標的には優れています。

マッキノンは長打が魅力でありながらも、単純にブンブン振り回すタイプではなく、ボールをよく待っています。

 

また、右バッターのマッキノンは左投手に強いです。

<2021年3A>

  • 対左 打率.313 OPS.932
  • 対右 打率.277 OPS.831

<2022年3A>

  • 対左 打率.329 OPS1.120
  • 対右 打率.323 OPS1.032

 

 

しかし、メジャーでは打撃に苦しみました。

43打数で長打がゼロで、期待されていたパワーが発揮できませんでした。

打球速度はメジャー平均を下回り、打球速度が100マイルにせまるような打球もほとんどなく、そもそもスラッガータイプではなかったのかもしれません。

走塁

マッキノンは足が遅いです。

8月1日時点でのスプリント・スピードは26.0フィート/秒で、これはレンドンやウォルシュと同レベルの速さです。

盗塁もマイナー通算で5つだけです。

盗塁死も3つだけなので、盗塁を試みるようなタイプではありません。

守備

マイナーではほぼファーストしか守っていません。(セカンド1試合、投手1.1イニング)

2022年はマイナー52試合でエラーはゼロ、2021年もファーストでは86試合でエラーが3、守備率.995と良いです。

守備の評価はエラーが全てというわけではありませんが、マッキノンの守備は下手ではなさそうです。

<マッキノンの守備>

 

6月25日の試合でプロで初めてサードの守備につきました。

サードとしては大学時代の2014年に18試合に出場し6エラー、守備率.882という悪い数字が残っています。

実際のメジャーのサードの守備では大きなミスをやらかしてはいませんが、ボテボテのゴロの処理や、強い三塁線への当たりなど、本職のサードだったらアウトにしたり打球を止めたのではないかと思う場面もありました。

レンドンが離脱していたとはいえ、打撃もまだ未知数であった新人をプロで未経験のポジションで無理やり出場させたのは、ネビン監督特有のおかしな采配の1つだったと思います。

 

>> 2022年エンゼルスの守備は下手?守備指標UZR、DRS、OAAで確認

まとめ

マッキノンはプロスペクトではありませんが、マイナーでの打撃成績を見るとメジャーで試してみたくなる存在でした。

エンゼルスのファーストのウォルシュは左投手を苦手としています。

<メジャー通算のウォルシュ(8月1日時点)>

  • 対左 打率.206 OPS.608
  • 対右 打率.280 OPS.859

左投手が得意なマッキノンを投手の左右に応じて起用するのもアリだと思います。

マッキノンはメジャー昇格後は打撃にかなり苦戦しましたが、持ち味の長打力でエンゼルス打線を引っ張っていってほしいところです。

 

>> 【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など

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