ジョナサン・ディアスは2021年にエンゼルスでメジャーデビューしたサウスポーです。
ディアスはエンゼルスの6人目の先発ローテーションを争っている1人で、今季メジャー初登板となった5月6日の試合で5回無失点で勝利投手となっています。
※最新のディアスの成績はこちらから。
>> 【WAR】2022年エンゼルスの選手の個人成績(野手、投手)とチーム打率、チーム防御率など
以下、成績は2022年5月13日時点のものです。
ディアスの経歴とマイナー、メジャー成績
生年月日 | 1996/9/13 |
身長 | 183cm |
体重 | 77kg |
投手 | 左投左打 |
ドラフト | 国際FA |
ディアスはベネズエラ出身で、2013年に国際FAでレッドソックスと契約しました。
アマチュア時代は右投げでも左投げでも同じ強さで投げられるという特徴がありました。
レッドソックス時代にはチームのプロスペクトランキング(若手有望ランキング)で2017年28位、2018年30位、2019年30位に入ったもののメジャーデビューはかなわず、2020年シーズン終了後にマイナーFAでエンゼルスと契約しました。
エンゼルスでは2021年9月にメジャーデビューし、その翌週のメジャー2度目の先発で初勝利をあげています。
マイナー成績
2014年
<ルーキーリーグでの成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
14 | 66.1 | 6 | 2 | 1.63 | 0.93 | 7.3 | 2.2 |
2015年
右ひざの故障により登板なし。
2016年
<ルーキーリーグでの成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
13 | 60 | 4 | 4 | 2.85 | 1.17 | 8.6 | 2.7 |
2017年
<1Aでの成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
18 | 88.2 | 6 | 6 | 4.57 | 1.45 | 8.1 | 2.8 |
2018年
<1Aと1A+での成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
27 | 157.1 | 11 | 9 | 3.09 | 1.09 | 8.6 | 2.4 |
2019年
<1A+での成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
27 | 128.1 | 9 | 8 | 3.86 | 1.36 | 8.3 | 3.8 |
2020年
コロナによりマイナー全試合中止。
2021年
<2Aと3Aでの成績>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
12 | 76.1 | 5 | 6 | 4.01 | 1.11 | 10.9 | 2.4 |
2022年
<3Aでの成績(5月13日時点)>
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
4 | 23 | 2 | 0 | 1.96 | 0.96 | 7.0 | 3.9 |
マイナー通算
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
119 | 527 | 43 | 35 | 3.36 | 1.19 | 8.6 | 2.8 |
メジャー成績
2021年
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
3 | 13 | 1 | 0 | 4.15 | 1.38 | 6.2 | 4.9 |
2022年(5月13日時点)
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
1 | 5 | 1 | 0 | 0.00 | 1.40 | 7.2 | 7.2 |
メジャー通算
登板 | 回 | 勝 | 敗 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | 与四球率 |
4 | 18 | 2 | 0 | 3.00 | 1.39 | 5.5 | 5.5 |
ディアスの球種・球速。投手としての特徴
<2021年の平均球速>
マイル | キロ | |
スライダー | 79.0 | 127.1 |
シンカー | 87.7 | 141.1 |
ストレート | 89.9 | 144.6 |
チェンジアップ | 81.6 | 131.3 |
カーブ | 74.4 | 119.7 |
ディアスの球種の中で特別に良いボールはまだありません。
2021年のストレートの球速はメジャー下位7%で、回転数も悪いです。
その他の球種もどれも平均的か平均を下回るようなものですが、スライダー、シンカー、ストレート、チェンジアップの4つの球種を上手く組み合わせます。
特に、スリークォーター気味の角度から滑らかな腕振りで、シンカーやチェンジアップといった沈む球を低めにコントロールすることが持ち味で、マイナーではゴロ率の高いピッチャーでした。
メジャーでは球がバラつきがちなところがあり、与四球率も高くなっていますが、本来の低めへのコントロールの良さを発揮できれば先発ローテーション入りも見えてくると思います。
<2022年4月。3Aで8回無失点、被安打1、無四球>
Diaz pitched 8 shutout innings in Round Rock last week allowing a single hit while punching out 8 #pitcheroftheweek pic.twitter.com/np2eldUuF1
— Salt Lake Bees (@SaltLakeBees) May 2, 2022
コメント
こうしてこれまでのマイナー成績を並べて見ると、着実に成長している感が分かるので期待が持てますね!
MLBのHP等でマイナー成績や配球データを探そうとしても見つけ辛く分かり辛いので、とても助かってます。
お陰様で明日の試合も楽しく観れそうです!
ありがとうございます。
MLBの分析サイト等ではありとあらゆるデータが公開されていて楽しいですが、どこに何があるのかわかりにくい面もありますよね。
このサイトは自分用にまとめているところもあるのですが、誰かの役に立てれば嬉しいです。