8月17日時点で、打者・大谷への四球数は自己最多の58個となっており、メジャーで15位です。
しかし、シーズン開幕から5月17日までの四球数は、わずか8個でメジャー200位でした。
これが5月18日から8月17日までは50個となり、この期間はメジャーで2位でした。
四球率は5月17日までが4.9%に対し、5月18日から8月17日までは16.4%と激増しています。
期間 | 四球数 | 順位 | 四球率 |
開幕~5/17 | 8 | 200 | 4.9% |
5/18~8/17 | 50 | 2 | 16.4% |
開幕~8/17 | 58 | 15 | 12.4% |
トラウト離脱後、大谷は勝負を避けられるようになる
この「5月17日」とは、トラウトがふくらはぎを痛めた日です。
これ以降、トラウトは試合に出場していません。
大谷の後ろを打っていたトラウトがいなくなったことで、大谷は勝負を避けられやすくなり、四球が増えていると言われています。
しかし、エンゼルスの打撃陣は、実績のあるレンドンやアプトン、今年オールスター出場を果たしたウォルシュなど、トラウト以外にも強打者がそろっています。
本当に大谷を避けて、大谷の次打者と勝負するのが適切だったのか確認したいと思います。
大谷の次の打者の成績。打順が大谷の直後になると打てなくなる
8月17日時点で大谷がスタメンで出場した107試合を対象に、打順で大谷の直後を打った選手の成績をまとめました。
(ただし、大谷が途中で交代した場合、交代後の打席も含んでいます)
選手 | 試合 | 打数 | 安打 | 本 | 打点 | 打率 | OPS |
トラウト | 32 | 104 | 33 | 6 | 16 | .317 | 1.022 |
レンドン | 26 | 100 | 19 | 0 | 9 | .190 | .566 |
ウォルシュ | 12 | 51 | 10 | 2 | 6 | .196 | .545 |
アプトン | 9 | 34 | 3 | 0 | 0 | .088 | .250 |
フレッチャー | 8 | 31 | 5 | 0 | 1 | .161 | .397 |
選手 | 試合 | 打数 | 安打 | 本 | 打点 | 打率 | OPS |
ゴセリン | 8 | 30 | 6 | 0 | 4 | .200 | .494 |
ウォード | 5 | 19 | 5 | 1 | 7 | .263 | .970 |
スタッシ | 3 | 10 | 2 | 0 | 2 | .200 | .557 |
イグレシアス | 2 | 8 | 2 | 0 | 0 | .250 | .500 |
レンヒーフォ | 2 | 8 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 |
選手 | 試合 | 打数 | 安打 | 本 | 打点 | 打率 | OPS |
トラウトはさすがの成績です。
また、6月17日から6月22日まで3番を打っていたウォードも、大谷の次打者として好成績を残しています。
その他の選手の成績はひどいです。
今シーズン調子の上がらなかったレンドン、アプトンも大谷の次打者になると、より一層ひどい成績になります。
わりと調子の良かったウォルシュ、フレッチャーも大谷の後ろだと打てなくなります。
試合 | 打数 | 安打 | 本 | 打点 | 打率 | OPS | |
トラウト | 32 | 104 | 33 | 6 | 16 | .317 | 1.022 |
トラウト以外 | 75 | 291 | 52 | 3 | 29 | .179 | .512 |
トラウトとトラウト以外の成績で比較すると、これだけ差があるので、大谷が勝負を避けられるのも当然です。
強打者の後ろを打つというのは、プレッシャーが大きいのかもしれません。
大谷が勝負を避けられるのは名誉なことかもしれませんが、ファンとしては大谷のホームランをたくさん見たいです。
大谷が勝負を避けられないよう、大谷の次を打つ選手にもっと頑張ってもらいたいところです。
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