次のドジャースの試合は、10月6日です。
ポストシーズンはMLB.TVとSPOTV NOWで全試合中継があります。ABEMAは11試合が無料中継です。
大谷翔平選手の試合を見るには、以下の5つのチャンネルがあります。(DAZNは2020年で撤退、Huluも2023年は撤退)
- SPOTV NOW(旧SPOZONE)
- ABEMA
- NHK BS
- J SPORTS(スカパー)
- MLB.TV
このあと5つのチャンネルの特徴を紹介しますが、テレビで見られる人はNHK BSがおすすめです。
NHKは現地にカメラが入っているので大谷専用の独自映像が使えますし(他のチャンネルは基本的に現地放送局の中継映像そのまま)、大谷の活躍が続く限り、他の日本人選手そっちのけでドジャース戦を放送してくれます。(※2024年はたまに大谷の試合が放送されないことあり)
ネットの場合は日本語で全試合中継してくれるのがSPOTV NOWだけです。
月額2,000円に値上げされてしまいお得感はなくなりましたが、他の日本人選手の試合も多く見ることができるので、他の選手も見たい場合はBS1よりもおすすめです。
<2024年3月2日時点の料金>
放送 | 大谷の 全試合中継 |
料金 (月契約) |
料金 (年契約) |
|
NHK BS | テレビ | △ | 1,814円 (年契約を月換算) |
21,765円 |
J Sports | テレビ | △ | 2,944円 | – |
MLB.TV | ネット | 〇 | 29.99ドル (約4,420円) |
149.99ドル (約22,600円) |
SPOTV NOW | ネット | 〇 | 2,000円 |
27,000円 |
Abema | ネット | × | 無料または 960円 |
– |
<目的別おすすめ>
- テレビがある
→ NHK BS - 安く見たい
→ ABEMA(全試合中継ではない)、SPOTV NOW(全試合中継) - 大谷以外の日本人も見たい
→ SPOTV NOW - MLB全試合を見たい
→ MLB.TV(英語)
SPOTV NOW(旧SPOZONE)の特徴・料金
SPOZONEは2020年からMLB中継に参入し、2022年から「SPOTV NOW」に名前が変わりました。
料金はベーシックプランだと1か月2,000円、プレミアムプランだと1か月3,000円、年間契約はプレミアムプランのみで27,000円です。(無料会員では中継は見れません)
SPOTV NOWはドジャース戦全試合中継で、また、大谷だけでなく他の日本人選手の試合もほとんど中継してくれることが特徴です。
2023年までテレビ用のアプリがなく、テレビで快適に見ることができませんでしたが、2024年からテレビアプリ対応のプレミアムプランができました。
SPOTV NOWのメリット
SPOTV NOWでは大谷選手の試合が全試合中継されます。
また、その他の日本人選手の試合を中心に、1日最大8試合放送されます。
大谷以外の日本人選手の中継は、ABEMAやJ SPORTSよりもSPOTV NOWのほうが圧倒的に多く、ここが大きなメリットです。
SPOTV NOWは基本的に現地の中継を流すだけですが、大谷が出場する試合は日本語の実況・解説がつきます。
2023年は週末の中継だけスタジオが用意され、少し中継が豪華になっていました。
大谷以外の試合の中継は日本語だったり英語だったりし、日本語中継のときでも解説なしで実況が1人でしゃべっていることが多いです。
SPOTV NOWのデメリット
私は2023年にSPOTV NOWを利用しました。(当時はベーシックプランのみ)
ベーシックプランでは1アカウントで1端末のみでしか視聴できず、例えばスマホで見ながらパソコンでもログインした場合、スマホからは強制ログアウトになります。
日本人の試合を多く放送するのがSPOTV NOWのメリットですが、ベーシックプランでは同時視聴ができないということです。
また、ABEMAなど他のネット中継ではFire TV stickなどを使って、テレビでも視聴できますが、SPOTV NOWのベーシックプランにはテレビの対応アプリがありません。(スマホにはSPOTV NOWのアプリがあります)
私はスポーツ中継はテレビの大画面で見たい人間なのですが、アプリなしでテレビで見る(テレビのブラウザ機能で見る)のはリモコン操作が大変でした。(さらに毎日試合中に数秒止まることが数回発生したり、数日に1回は試合を見てる途中で突然ログアウトされる不具合もあり)
しかし、2024年にプレミアムプランができたことで、これが解消されそうです。
プレミアムプランではテレビ用アプリが利用でき、また複数端末(スマホ/タブレット/PCのどれか1台とテレビ1台の合計2端末まで)で視聴できます。
画質もベーシックプランが720Pに対して、プレミアムプランは1080Pとより高画質です。
私の経験では、テレビで見る場合はベーシックプランでの視聴はストレスがたまるので、プレミアムプランを利用したほうがいいと思います。
ABEMA TVの特徴・料金
ABEMAは大谷選手を中心に、他の日本人選手が出場する試合など全部で324試合を生中継します。(2022年は324試合のうち234試合が無料でした)
有料中継はプレミアム会員限定となりますが、月960円と他のチャンネルよりも非常に安いです。
2022年からはスタジオも用意するようになり、MLB中継にさらに力を入れています。(スタジオは基本的に大谷所属チームの試合のみ)
ただし、2023年から大谷選手の試合が全試合中継ではなくなりました。
プレミアム会員でも大谷の試合が全試合見られるわけではありません。
月に5試合以上も当時所属のエンゼルス戦の中継がないような状態で、3日連続で中継がなかったり、大谷の登板日ですら中継がないこともありました。
ABEMAでは大谷の試合を全試合中継していた2022年と同じ文言で「大谷の所属するエンゼルス(ドジャース)の試合を中心に324試合を中継」という宣伝がされていますが、誤解をまねくような表現はやめるべきだと思ます。
また、深夜以外の試合もプレミアム限定の有料中継が大幅に増えて、無料で見れる試合が減りました。
2023年から里崎さんらがMLB中継スペシャルサポーターに就任し、さらに盛り上げていくとのことでしたが、夜の再放送もやめるなど、無料会員にとってもプレミアム会員にとってもかなりの改悪となりました。
ABEMAでMLBを見る時代は終わったと思います。
ABEMAのメリット
無料で合法的に大谷の試合を見れるのは、今のところABEMAだけです。
ABEMAはネット中継ですが、スマホやパソコンだけではなく、Android TVやFire TV stickを利用してテレビでも視聴できます。
大谷の試合は日本語の実況・解説がつきます。
(大谷以外の試合は2022年は日本語の実況・解説でしたが、2021年は英語でした)
解説はMLBマニアのかなり詳しい人が担当することが多く、元プロ野球選手だけど今のメジャーにはそこまで詳しくなさそうな人が解説しがちなBS1よりも面白いと思います。
大谷の試合の時は現地映像をただ流すだけでなく、大谷の打席ハイライトや試合後の振り返りなども行います。(SPOTV NOWは基本的に現地映像を流すだけ)
2022年までのAbemaは大谷の試合ともう1試合が中継される感じでした。
例えば2022年なら8月以降、本塁打記録更新がかかっていたジャッジの所属するヤンキース戦が連日中継されていました。
大谷以外の試合も見れることはメリットの1つでしたが、2023年は大谷の試合よりも他の試合を優先するような日もあり(ヌートバーのカージナルス戦など)、大谷ファンにとってはデメリットに変わってしまいました。
ABEMAのデメリット
Abemaでは多くのエンゼルス戦が無料で放送されます。
しかし、日本時間で深夜から早朝の試合は、月960円のプレミアム限定の有料放送の場合がほとんどです。(例えば2021年7月は24試合のうち5試合がプレミアム限定でした)
したがって、無料で全ての試合が見れるわけではありません。
(※2023年からは深夜や早朝の試合でなくともプレミアム限定の有料放送が増えたので、無料で見られる試合はかなり減りました)
ちなみにプレミアムだと追っかけ再生や見逃し配信も利用できます。(SPOTV NOWはできません)
プレミアム会員でも月960円とかなり安く、2022年まではSPOTV NOWよりもABEMAのほうがおすすめでした。
しかし、2023年からABEMAは大谷の全試合中継をやめてしまいました。
私も2023年開幕時にだまされてABEMAプレミアム会員になってしまいましたが、大谷の試合を全試合見られずガッカリしました。
ABEMAの誤解をまねくような宣伝には十分注意してください。
ABEMAで無料で中継しているときはABEMAで見てもいいかもしれませんが、全試合中継でないのならばプレミアム会員になってまでABEMAで見るメリットはほとんどありません。
ちなみに、全てのネット中継はテレビ中継よりも1球ぐらい遅延がありますが、ABEMAはさらに遅く2球以上は遅延するので、Twitter(現X)など速報系の情報源からネタバレを食らう可能性があります。
NHK BSの特徴・料金
NHK BSでは大谷中心の質の高い中継をする一方、大谷の試合が全試合中継されるわけではありません。
料金は12カ月前払いで21,765円(月換算1,814円)です。(地上波契約含む)
NHK BSのメリット
NHK BSの最大のメリットは、中継が大谷中心の構成となるところです。
実況・解説は日本語で行われ、大谷の投球や打席の全球リプレーも頻繁に放送されます。
また、大谷専用カメラがあり、試合後には大谷への単独インタビューをすることもあります。
NHK BS以外の中継は基本的に現地の放送局の映像を使用しているだけなので、大谷中心の独自映像を使えるNHK BSは強いです。
ただし全球場にNHKのカメラが入っているわけではないので、NHK BSでも現地の放送局の映像が流されているだけの日もあります。
NHK BSのデメリット
デメリットは2つあります。
1つ目は、NHK BSでは他の日本人選手の中継もされるため、大谷が出場している試合が中継されない可能性があることです。
特に2021年前半まではダルビッシュ、前田健太などの日本人投手が先発登板する試合はそちらが優先的に放送される傾向がありました。
例えば、2021年のある1週間のNHK BSの中継試合は以下のようになっていました。
日付 | BSで放送された試合 | 大谷の成績 |
4月7日 | ダルビッシュ | 4打数2安打1盗塁 |
4月8日 | 前田健太 | エンゼルスの試合なし |
4月9日 | 大谷翔平 | 5打数1安打1打点 |
4月10日 | 有原航平 | 5打数2安打1本4打点 |
4月11日 | 菊池雄星 | 4打数1安打 |
4月12日 | なし | エンゼルスの試合なし |
4月13日 | ダルビッシュ | 5打数3安打3打点 |
日付 | BSで放送された試合 | 大谷の成績 |
この1週間で大谷が出場した試合は5試合あったのに、NHK BSで中継された試合はわずか1試合でした。
ただし、2021年の大谷の大活躍からはNHK BSでもほぼ大谷選手の試合しか放送されなくなっています。
このほか深夜に行われる試合や、オリンピックや甲子園など他のスポーツが行われていると、スタッフが不足するせいなのか中継がないことがあります。
また、土日の試合で日本のプロ野球中継が始まる時間まで長引くと、中継が途中で終わることがあります。
大谷選手の全活躍を見逃したくない人には、NHK BSはおすすめできません。
2つ目のデメリットは、解説がエンゼルスにネチネチとした批判をすることです。
特に2022年にエンゼルスのチーム状態が悪くなっていたときは、大谷以外のエンゼルスの選手に対する解説陣の非難がすごかったです。
ミスをした選手への批判はもちろんあっていいと思いますが、プレーが切り替わってもいつまでも批判を続けているシーンが多く見られました。
大谷以外には何を言ってもいいというような感じで、NHKで行われる日本のプロ野球中継とは雰囲気がかなり違う場合があるので注意が必要です。(誰が解説者かにもよりますし、アデルが出てる日は要注意)
ネガティブな中継を見たくない人にはNHK BSはおすすめできません。
私もイチローのころからずっとNHK BSでMLBを見続けてきましたが、2022年の途中からほとんど見なくなりました。
ただし、2024年から大谷が強豪ドジャースに移籍したので、解説のネチネチ批判もなくなるはずです。
J SPORTS(スカパー)の特徴・料金
J SPORTSはCS放送でスポーツを専門に中継するチャンネルです。
スカパーで契約するのが1番料金が安くなりますが、1か月2,944円となっています。(スカパー基本料金429円+J SPORTSの4チャンネル料金2,515円)。
ここ最近、大谷の全試合中継を公言しているのはJ SPORTSとSPOTV NOWだけです。
J SPORTSのメリット
実況・解説は日本語です。
CS放送なのでネット中継とは違い、画質が安定しタイムラグもありません。
2022年に引き続き2023年も大谷の試合を全試合放送することが発表されたため、ネット環境がない場合は大谷の全試合を見れる唯一のチャンネルとなります。(ただし2024年の韓国での開幕シリーズは放送なし)
J SPORTSではメジャーリーグ以外にも国内外の多くのスポーツが中継されますが、SPOTV NOWやABEMAもサッカーなどを中心に他のスポーツにも力を入れています。
J SPORTSでなければ見れない競技を見たいという場合でなければ、SPOTV NOWでいいかなと思います。
J SPORTSのデメリット
月額の料金がやや高いです。
料金体系がわかりにくいですが、「スカパーの基本料(月429円)」と「J SPORTS 4チャンネルの視聴料(2,515円)」で合計2,944円です。
ただし、加入月は無料です。(加入月での解約は不可)
>> J SPORTS見るならスカパー!
また、J SPORTSには4チャンネルありますが、MLB中継はほとんど大谷の試合だけです。
他の日本人の試合の中継も見たい場合は、SPOTV NOWのほうが絶対にいいです。
MLB.TVの特徴・料金
MLB.TVはメジャーリーグの公式放送になります。
2024年開幕時点の料金は、全チームを見る場合は月29.99(4,420円)ドルまたは年間149.99ドル(22,600円)、1つのチームを見る場合は年間129.99ドル(19,500円)です。
年契約の料金はシーズンが進むと徐々に値下げされ、また、5月の母の日や6月の父の日ごろには50%オフの大きな割引キャンペーンがある場合もあります。
2024年は大谷がシーズン途中で移籍する可能性はほぼないので、ドジャースだけを見れるプランにしてもいいかもしれませんが、その場合は月額プランはないようです。
無料アカウントを作るだけで1日1試合を無料で見れるので、どんな配信になるか確認してみるといいです。(無料試合は指定されているので、ドジャースの試合が無料とは限りません)
>> MLB.tvの無料アカウント登録方法と無料試合を見る方法
全てが英語なので色々とハードルが高いです。
コアなメジャーファンでなければMLB.TVはおすすめしません。
大谷選手だけでなく他の日本人選手も見たい場合でも、SPOTV NOWで十分だと思います。
MLB.TVのメリット
大谷を含めて、メジャー30球団全ての試合を見られるのはMLB.TVだけです。
MLB.TVもネット中継ですが、スマホやパソコンだけではなく、Android TVやFire TV stickを利用してテレビでも視聴できます。
また、他のチャンネルでの中継の場合、MLB.TVの映像を借りて日本語実況・解説をつける感じになるため、球場の音が小さくなりがちです。(SPOTV NOWではあえて現地の音をしぼっているとも言っていました)
球場内の盛り上がりだったり、例えば大谷選手が叫びながら投球するときの声などは、MLB.TVが一番聞き取りやすいと思います。
また、ネット中継の中では画質が一番良いです。
MLB.TVのデメリット
アメリカのインフレと円安の影響で、料金がかなり高くなってきました。
実況・解説は英語です。登録や解約も英語で行うので、ハードルが高いです。
中継はかならずしも大谷選手を中心に放送してくれるわけではありません。
大谷は現地でも人気選手なのでよくカメラに映りますが、それでも他の中継では大谷の各打席が終わると全球ハイライトなどをしてくれますが、MLB.TVではほぼやってくれません。
とくに2024年にスター選手がそろうドジャースに移籍したため、大谷を扱う時間はエンゼルス時代よりも減りそうです。
2022年から現地時間の金曜の夜にApple TV+での中継が始まりましたが、この試合はMLB.TVでは視聴できません。
年間1チームで1試合か2試合ぐらいがApple TV+での中継になります。(2024年のApple TV+でのドジャース戦は日本時間で3/30、6/8の2試合を予定。7月以降の予定は未定。)
ESPNやPeacockでの中継も現地ではMLB.TVで見れないようですが、日本からはMLB.TVで見れます。
ちなみに、ネット中継なので公式のMLB.TVといえど、テレビ中継よりも1球ぐらいの遅延があります。
大谷翔平を見るためのサービス比較まとめ
<2024年3月2日時点の料金>
放送 | 大谷の 全試合中継 |
料金 (月契約) |
料金 (年契約) |
|
NHK BS1 | テレビ | △ | 1,814円 (年契約を月換算) |
21,765円 |
J Sports | テレビ | △ | 2,944円 | – |
MLB.TV | ネット | 〇 | 29.99ドル (4,420円) |
149.99ドル (22,600円) |
SPOTV NOW | ネット | 〇 | 2,000円 |
22,600円 |
Abema | ネット | × | 無料または 960円 |
– |
大谷翔平の試合の中継がある場合は、無料で見れるABEMAがおすすめです。
大谷の全試合を確実に見たい場合は、SPOTV NOWが安くておすすめです。
MLB中継を無料で見る方法もあるが違法配信
ちなみに「mlb streaming free」などとGoogleで検索すると、「MLB66」などMLB中継を無料でネット配信しているサイトがいくつか出てきます。
そうしたサイトでドジャースの試合を選択すれば、大谷選手の試合も無料で見ることができます。
しかし、これらは違法配信サイトなので、視聴するのは絶対にやめましょう。
違法配信サイトで視聴することが罪になるかはグレーだと思いますが、そうしたサイトは突然閉鎖されたり、中継が不安定で見たい試合が見れない可能性もあります。
実際2021年ごろに違法配信していたサイトの多くが、2023年の開幕時点では閉鎖されていました。
違法配信の最大手であるMLB66も2022年の8月から見れなかったり、画質が著しく悪い場合が多くなりました。(有料会員になると見れるらしい)
また、違法配信サイトには悪質な広告が貼られている場合があり、広告が次々に現れて視聴するのが困難であったり、クリックするとウイルスに感染したり詐欺にあってしまう危険があります。
安心できるサイトとしては、YouTubeでも画面の半分以下の縮小サイズで大きな遅延ありで違法配信されていたりしますが、そこまでして見ますか?
ABEMAなら普通に無料で中継していることも多いです。
有料の試合であってもABEMAにしろSPOTV NOWにしろ月2000円ぐらいです。
どうしても無料にこだわる場合でも、無料トライアルで合法的に無料で見たほうがいいです。
<無料トライアル一覧>
※どれも自動更新なので解約は忘れないように注意してください。
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