無職になる予定であっても、有給消化中などで在職中であれば、賃貸契約も可能であるという体験談を紹介しました。
では、無職になってしまった後では、賃貸物件を探すことは不可能なのでしょうか?
通常の不動産屋では不可能です。門前払いとなります。
無職・保証人なしの場合、不動産屋での賃貸契約は不可能だった話
しかし、借りられる可能性がある賃貸契約も2つあります。
それは、
- UR賃貸住宅
- マンスリーマンション
です。
それぞれのメリット、デメリットについて紹介していきます。
UR賃貸住宅のメリット・デメリット
UR賃貸住宅は、昔に作られた団地が元になっています。
運営は独立行政法人です。
メリット
デメリット
マンスリーマンションのメリット・デメリット
マンスリーマンションとは、短期契約を前提とした物件です。
普通の賃貸物件とホテルの間のようなイメージです。
メリット
デメリット
UR賃貸とマンスリーマンションの比較
コスト
どちらも礼金、仲介手数料が不要なため、初期費用を抑えることができます。マンスリーマンションの場合は、家具家電もついているため、特に初期費用がかかりません。
一方で、マンスリーマンションは家賃、光熱費が高めに設定されています。
家賃だけに目が行きがちですが、光熱費は月2万円ほどに設定されている場合もあるので、注意が必要です。
UR賃貸は家賃の100倍の貯金額を提示する必要がありますが、消費するコストとしては、長期で住むならUR賃貸の方が断然安いです。
設備
マンスリーマンションはホテルのような感じです。建物や設備が少し古い場合もありますが、昭和時代のような設備ではありません。
UR賃貸は築30年以上の物件が多いです。リフォームされている物件にはモデルルームのような新しい設備となっているところもあります。リフォームされていない場合は、昭和感まるだしの古臭い作りです。大体が和室なのは我慢できますが、キッチンに給湯設備がないこともあります。キッチン、風呂、トイレの水回りは要注意です。また、4階、5階建てでもエレベーターがない場合も多いです。
設備としてはマンスリーマンションが上回ります。
住みやすさ
マンスリーマンションは都市部に建てられていることが多く、駅からも近いので、生活で困ることは少ないです。
UR賃貸は駅から遠く、最寄り駅まで「バス○○分」となっている場合が多いです。ただし、昔からの団地ということもあり、周囲にスーパーをはじめとして生活に必要な店舗がそろっている場合が多いので、それほど生活の不便さは感じないと思います。
気がかりは治安です。
「団地」というと、あまり治安のいい印象はありません。
私も東京のUR物件を狙っていて、「花畑団地」というところに目をつけていましたが、調べると有名な事件の犯人が出所後の住居としていたことが判明しました。
UR賃貸の治安には期待しないほうがいいです。
まとめ。金のある無職はマンスリー、金のない無職はUR
マンスリーマンションなら、設備・住みやすさに問題はないです。
しかし、その家賃・光熱費の高さから、金のない無職はUR賃貸に住むしかないでしょう。
金のないと言っても家賃の100倍の貯金がないと借りられないので、条件は厳しいかもしれません。
ちなみに、私はマンスリーマンションを契約しました。
決め手となったのは、マンスリーマンションなのに家賃が3万円台で、水道光熱費も普通の賃貸物件と同じだったことです。家賃の100倍の貯金額も必要ありません。
次回はそのマンスリーマンションについて紹介します。
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